【映画】007/ノー・タイム・トゥ・ダイ の感想・レビュー 〜ダニエル・クレイグ版 ジェームス・ボンド感動のフィナーレへ!〜

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こんにちは

ツルヒゲです

今回は第94回アカデミー賞では歌曲賞を受賞した
ジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイアクション映画「007」シリーズ25作目
そして前作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、『007 スペクター』(2015年)の続編
の映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)の映画感想・レビューです!

※この記事に若干のネタバレが含まれます。
 なにも情報を入れずに観たい方はブラウザーバックすることをおすすめします。

ファーストインプレッション

『シリーズの長い歴史の素晴らしいアップデート!
そしてダニエル・クレイグ版 ジェームスボンドのフィナーレへ!』

 

概要

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイアクション映画「007」シリーズ25作目
前作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、『007 スペクター』(2015年)の続編
第94回アカデミー賞では歌曲賞を受賞

監督はキャリー・ジョージ・フクナガ
主演はダニエル・クレイグ

ストーリー

スペクターとの戦いを終え、現役を退いたボンド(ダニエル・クレイグ)とマドレーヌ(レア・セドゥ)はイタリア・マテーラにて平穏な生活を送っていた

しかしマドレーヌはある秘密をボンドに明かせぬまますごしていた

一方、ボンドは過去との決別ため、かつて愛したヴェスパー・リンドの墓を訪れる
そこにスペクターの紋章が描かれた1枚の紙を見つけ
スペクターの傭兵たちに再び追われはめに
逃げ切ったもののマドレーヌの裏切りの疑いから別れを告げることとなる

5年後・・・

ボンドはジャマイカでひとり穏やかな日々を過ごしていた
そこへCIA出身の旧友フィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)が助けを求めにやってきたことにより再び任務にもどることとなるのだが
次第に過酷なミッションの遂行する中、世界に脅威をもたらす「能面の男」を追うこととなる

前作から続くQをはじめとするMI6のメンバーに加え、数々の新メンバーが登場!
最後のダニエル・クレイグ版 ジェームス・ボンドのゆくすえははいかに!

感想・レビュー

評価:☆3.9 / 5

親の影響で「007」シリーズは幼少期から好きで
わたしが観ていた頃はピアース・ブロズナン版ボンドが流行っていて劇場で観賞した記憶もあります

すべてのシリーズの中で「スカイフォール」が一番好きなのですが
今回ダニエルクレイグ版ボンド最終話ということで
「久しぶりに劇場でTHE・王道スパイ映画が観れる!」
ウキウキ、ワクワクで劇場へ足を運び鑑賞してきました!

やっぱり最高峰のスパイアクションだった!

結論、その歓喜した想いは報われたと言って良いいでしょう!!!

最初のアバンから「007」特有のガジェットやド派手なアクションてんこ盛り
特にボンドカーのカッコよさと少しくすりと笑わしてくれるギミックも顕在!
最高の背景をバックにイカした車を走らせる引きのシーンも素晴らしく

「これぞボンド映画!」といった感じです

終盤にかけても体を張ったアクションがたくさんあって
スパイアクションものとして大満足な仕上がりです!

ダニエル・クレイグ版ボンドはボンドじゃない?

2005年に5代目だったピアース・ブロスナンのジェームズ・ボンド役引退にともない6代目に抜擢されたダニエル・クレイグ
ダニエル・クレイグ版 ボンドは「007」シリーズ初の金髪のボンド

「ボンド=黒髪、高長身」というイメージが強く
ダニエル・クレイグの身長は178cm

歴代のボンドを演じた俳優(2024年時点)の中で一番の小柄
またシリーズ唯一の非喫煙者という設定となっている

そのためか、これまでのボンドのイメージと大きく異なることもあり
イギリスではアンチサイトができるほどのバッシングにあったそう

ダニエル・クレイグ本人はこの批判をうけて相当傷ついたようですが

「そういう人たちを納得させるためはこの役を上手くやりこなすことが唯一の方法だ。俺ほどそれを感じてい人間はいないよ。」

と語っています
ダニエル・クレイグはとつもない努力や試行錯誤をして撮影にのぞんだそうです

ツルヒゲは元々、ダニエル・クレイグ版 ジェームス・ボンドに対しては好印象でした
抜擢されてから月日がったった今、
彼の仕草ひとつとっても理想のボンド像に深みが増しているように思います
スタイルもさることながら
ちょっとした顔つきや振る舞いにおいても素晴らしいものだと思います

ボンドガールのイメージを大幅にアップデート

これまでの「007」シリーズで出てくるボンドガールや女性キャラはかなりセクシーさ強めのイメージでしたよね

妖艶な女性キャラクターがボンドに近づいてきて
色気で罠にハメるといったようなシーンがお決まり

しかし本作では時代の変化とともにアップデートされ
ボンドガールのイメージを大きく変えた作品でもあると思います

メインのボンドガールはマドレーヌ役のレア・セドゥで間違いないのですが
前作からの出演ということもあり
本作ではどちらかというと”戦う母”というイメージ

大幅にアップデートを遂げたのは
本作の新ボンドガールとして登場する
パロマ役のアナ・デ・アルマスと女性の「007」ノーミ役のラシャーナ・リンチだと思います

パロマはCIAエージェントで
セクシーというよりもフレッシュでスッキリとした強い女性の印象で
工作員としての風格、キャラクターとしてのボキャブラリーがより強調されていて
出番は少なくともしっかり記憶に残るキャラクター

ノーミは後任の「新007」
新時代の女性00(ダブル・オー)諜報員
気さくな新世代のボンドですがしっかり過去と現在の感覚を持ちあわせたキャラクターです

本作はどちらの女性キャラクターもボンドガールとして今までの「007」シリーズとは一味違ったボンド(ダニエル・クレイグ)とのかけあいが素晴らしく
新世代のボンドガールのイメージを気持ちよくかえてくれたとともに
旧ジェームス・ボンドへのイメージも良い方向へアップデートしてくれたのではないでしょうか

上映時間 3時間弱の超大作!

確かにダニエル・クレイグ版「007」はこれまでの長い歴史あるシリーズ
そのイメージを新たに塗りかえたという意味でも
斬新かつ讃えられるべき歴史的フィナーレにしたいというのもわかるので長尺になるのはわかる!

長尺になるのはわかる、、、!が、

ところどころ少し間延びする瞬間もあって
正直、長く感じてしまいました

上映時間を事前に調べずに観に行ったわたしが悪いんですが、
ツルヒゲは本作のボンドばりに映画中盤あたりから尿意と戦っていました 笑
皆さんの鑑賞時はトイレをしっかりすませてからを鑑賞おすすめします!笑

「007」シリーズ珍しい斬新で衝撃的なラスト

映画のラストはこれまでの「007」シリーズの中でも斬新で衝撃的な終わり方なので賛否両論のようですが
好き嫌いは抜きにして
これはこれとしてありなのかなとツルヒゲは思いました

長年の「007」シリーズ、そしてジェームス・ボンドという歴史に
時代の変化と共に一旦の区切りとして
熟考し決着をつけたのかなとおもうと
否定的な気持ちというよりは
深い感銘と感謝の気持ちでいっぱいになりました

その決着方法については是非ご自分の目で確かめてみてください!

まとめ

結論、ツルヒゲのワクワク、ウキウキと映画館に歓喜しながら向かった想いは報われ
これまでの「007」シリーズのイメージをアップデートした
大満足のスパイアクション映画だったことには間違いありません!

ダニエル・クレイグ版「007」の過去4作品の伏線回収あったり
再登場人物もかなり多いので
よければ過去4作品を観てからの鑑賞がおすすめです

ツルヒゲ的には
「スカイフォール」のできが良すぎて
「スカイフォール」がフィナーレで良かったんじゃないかという気持ちは否めませんが 笑

しかし!
さすがの映像美!さすがのボンドアクション!
フィナーレとしてはもうしぶんない作品だと思います!

ただ尿意には気をつけてくださいね! 笑

良き映画体験を!

ツルヒゲ

この記事を書いた人
ツルヒゲ

ツルヒゲブログ~平凡大全~を運営している、ツルヒゲです
30代を目前に急に髪が薄くなったことをキッカケに
スキンヘッドにヒゲというスタイルで運良く一般企業に就職
休日は育児をしつつ家族とコーヒーを飲みながら過ごしたり
バンドやサウンドクリエイターなどの音楽活動しています

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