【映画】『ジョジョ・ラビット』  感想・レビュー 〜サクッと観れてグッとくる!心に残る感動の傑作!〜

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
ブログ

こんにちは

ツルヒゲです

今回は第92回アカデミー賞では脚色賞を受賞
第44回トロント国際映画祭では最高賞の観客賞を受賞した
タイカ・ワイティティ監督の
コメディタッチで第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を描いたヒューマンドラマ映画

『ジョジョ・ラビット』(2019年)

の感想・レビューです

 

ファーストインプレッション

『サクッと観れてグッとくる!心に残る感動の傑作!』

概要

『ジョジョ・ラビット』は2019年に公開され
第92回アカデミー賞では脚色賞を受賞
第44回トロント国際映画祭では最高賞の観客賞を受賞した
コメディタッチで第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を描いたヒューマンドラマ映画

監督はタイカ・ワイティティ
主演はローマン・グリフィン・デイヴィス
他サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソンなど豪華キャストも出演

ストーリー

第二次世界大戦中、ドイツに暮らす10歳のジョジョは青少年集団「ヒトラーユーゲント」で立派な兵士になるため毎日奮闘しながら生活を送っていた

訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは
教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられてしまう

そんな困った時、ジョジョを助けてくれるのは空想上の友だちアドルフ

アドルフはいつも相談にのってくれてジョジョに高らかに助言をするのだ
ジョジョにとっての”普通の日常”を送るさなか
ある日、母親が秘密裏に屋根裏にユダヤ人の少女を匿っているのを発見してしまう、、、

第二次世界大戦中のドイツにおいてその行動の意味を知ったジョジョは困惑しながらも成長し生き抜こうとしていくのだが、、、

感想・レビュー

評価:☆4.0 / 5

巧みな演出とバランス

第二次世界大戦、ナチスドイツを題材にしている本作において劇中に起こる出来事はいうまでもなく
観ていて目を塞ぎたくなるシーンや気を悪くしてしまうようなとても悲惨なことが多くでできます

しかし映る画面にはハラハラとする緊迫感はもたせつつも
これでもか!というほどギャグやポップなアイテムをふんだんに盛り込んでいて
そのギャップを上手く使って演出がほどこされています

コメディー要素を入れることで重くなりすぎずでも軽くもなりすぎない
戦争の悲惨さと人間ドラマによる感動が同時に心に残る
なんとも絶妙なバランスに仕上がっていて
本作の伝えたい”大切なもの”がグッと心に響き渡るように色濃くのこる作品です

ジョジョ目線のカメラワークによる臨場感

全編ジョジョの目線に合わせたようなカメラワークで観せるシーンが多くでてきます
観ているうちにジョジョが体験することを同じ目線で体感することによって
より臨場感のある映画体験をすることができるのも本作の一つの要素だとおもいます

あるシーンではジョジョの目線だからこそできる演出で
あっ、、、!」声が出てしまうほどの
息をのむシーンがあります
そのシーンでツルヒゲはジョジョと一緒に大号泣していました

斬新で個性的なキャラクターたち

どのキャラクターもとてもユニークで
特に印象的なのは監督であるタイカ・ワイティティが自ら演じるアドルフ
序盤からアドルフとジョジョのやりとりに思わず笑ってしまいます
チャップリンのコミカルさとヒトラーの威圧的で狂人ぶりを上手く掛けあわせたキャラクターにすることで本作の絶妙なバランスをたもちながらも人間の豊かさと愚かさを表裏一体にして表現していたように思います

母親役のスカーレット・ヨハンソンの演技は
「とても魅力的でパワフルで優しい母」
を完璧なまでに演じていてとても素晴らしかった!

そしてサム・ロックウェル演じる大佐も最高!
最初から”ふざけた”役柄で登場しますが絶妙な表情をたずさえて
最後まで笑顔をたやさない感じはライフイズビューティフルのロベルト・ベニーニ演じる父親グイドを彷彿させ
とあるシーンで『大佐めっちゃ良い奴やーん!(涙)』と大号泣しました

まとめ

本作は第二次世界大戦やナチスを題材にしているので
この悲惨な歴史をコメディー映画として扱うことに賛否が分かれているようですが
ツルヒゲ的には”あえて”戦争映画にコメディーやファタジックな要素を入れることで
戦争の悲しみや悲惨さがより強く伝わってきたように思います

それと同時に

”人の強さや凛々しさ”

”何にも負けず強く自由に生きること”

など希望に満ちあふれたメッセージもたくさん感じることができました

昨今の映画作品の中でもこの短い尺でこれだけたくさんのメッセージが込められている作品はなかなかないと思います
現代を生きるわたしたちにとっても切っても切り離せない「戦争」について改めて深く考えさせられ、
そして”本当の強さ”とは”愛”とはなにかを改めて教えてくれるとても素晴らしい映画だと思います

サクッと観れてグッとくる!心に残る感動の傑作!『ジョジョ・ラビット』

是非おすすめです!

 

良き映画体験を!

ツルヒゲ

 

この記事を書いた人
ツルヒゲ

ツルヒゲブログ~平凡大全~を運営している、ツルヒゲです
30代を目前に急に髪が薄くなったことをキッカケに
スキンヘッドにヒゲというスタイルで運良く一般企業に就職
休日は育児をしつつ家族とコーヒーを飲みながら過ごしたり
バンドやサウンドクリエイターなどの音楽活動しています

ツルヒゲをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました